海外緑化事業

海外緑化事業への想い

私は当初樹木を植えると緑化が広がり、環境が良くなると考えていました。 砂漠の緑化がしたくて、知識もないままに中国の内モンゴルの砂漠に植樹を行いました。 砂漠は樹木にとって、雨が少ないから育たないという理由だけでなく、その他にも多くの障害がありました。 その最も大きな理由の一つは、砂漠が移動することでした。 そのため、樹木は根を張れず、せっかく育った樹木も砂漠が移動することによって倒れてしまいます。  実際に砂漠へ行ったことで、いろいろなことを知り、砂漠の緑化への壁の大きさを実感しました。 今の自分では砂漠の緑化は力不足だと感じ、一旦、樹木の育ちやすい東南アジアで植樹活動をしようと考えました。

海外緑化事業の背景

砂漠の緑化で大きな壁を感じましたが、東南アジアのタイでは雨も多いし樹木も育ちやすいだろう、そう思った私はタイでの植樹活動を始めました。 タイでの植樹は、ただ樹木を植えるだけではなく、村の人達の利益となる用果樹の苗木をたくさん植えました。 これで樹木が育てば、果物が採れて村の人達の利益となり、環境も良くなると思っていました。 タイの政府、村の村長達とよく話し合い、植樹する樹木を選びました。 村の人達と、多いときには300人くらいの人達と一緒に2,000~3,000本の苗木を植えました。 村の人達も大喜びで、これで緑が広がると私は思っていました。

これからの海外緑化事業

このような植樹をタイだけではなく、ベトナム、カンボジアでも同様に年に2回、3年間続けました。 あるときふと自分の植樹した樹木がどのようになったのかが気になったので、タイで初めて植樹をした場所を見に行きました。 植樹した場所を見て大きなショックを受けました。樹木がほとんど枯れてしまっていたり、雑草が生い茂り、植えた苗木がどこにあるのかもわからない状態でした。 他の場所も見に行ったのですが、先ほどの場所と同様に樹木は育っていませんでした。 なぜこんなことになったのか、よくよく考えてみると、村の人達は今のお金が必要なのに、植えてから4年も5年もたたないと利益にならない樹木には興味がなかったのです。 生活するのに精いっぱいの人達は、苗木の世話や環境問題には興味がなかったのでしょう。 村の人が悪いわけではなく、自分の立場でしか考えなかった私が悪かったと大いに反省しました。

海外緑化事業への想い

環境を良くしながら、もっと村の人達の利益となる方法はないか考えました。 そこで思いついたのが”ハチミツ"でした。果樹を植えれば、花が咲きます。 花の蜜をミツバチが集め収穫することで、村の人達の利益になるのではないかと思いました。 私は蜜蜂のことは全く分からなかったので、インターネットで調べると、たまたまミツバチの学校があったので、 すぐに申し込み、ミツバチのことを学びました。 その知識で、すぐにベトナムのバクジャンという山岳地方で、ミツバチを飼い始めました。 バクジャンには果樹(ライチ)がたくさん植えられていたので、ハチミツがたくさん採れるだろうとワクワクしていました。 ところが現実はそんなに甘くはありませんでした。ライチは非常に多くの農薬を散布する必要があり(年に7回) ミツバチはその農薬の影響を受けて全滅してしまいました。 もし仮にミツバチが死ななかったとしても農薬がいっぱい散布された花から採られたハチミツは食べたいとは思わなかったでしょう。

海外緑化事業への想い

それなら無農薬で野菜や果樹を育てる農業を広げたいと考えました。 無農薬の農業が広がれば、農家さんにとって、食べる人にとって、また環境にとっていいことだと思います。 そのためには農薬を使用するより、農薬を使用しない農業を行った方が収入が増えることが魅力です。 そのモデルを作るために、株式会社Kei'sではベトナムにグループ会社を設立し、無農薬野菜の栽培と販売を行っています。

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