はせがわ

工務部 はせがわ

公園で遊ぶ子どもの笑顔に感動したエピソードです。

私はこの業界の仕事に長く携わっていますが、初めて公園を更地から完成させる工事に携わりました。
その公園は役所発注の工事で、当然役所から指示を受けたり、色んな業種の方と調整したりしながら完成に近づけました。工事現場は安全上バリケードで囲いを設置していますが、中の公園が完成間近というのは、外から見ても把握できる状況でした。
そこには近所の子どもたちが完成を待ちわびて、常に中をのぞき込む姿がありました。
しかし私は工期内に完成させる為に、いつも役所の人の目が気になっており、子どもの顔を見る余裕さえもありませんでした。
完成が近づくにつれ子どもたちの人数も増えてきたある日、「この公園ってもうすぐ完成やんなぁ!公園を作ってくれてありがとう!」と一人の子どもが笑顔で嬉しそうに声を掛けてくれたのです。
その時、ハッと思いました。
この公園は誰の為に作っている公園なのだろう?
役所の為・・・?いや、そこにいる子供たちの為なのだと・・・。
公園を作りながら、いつも近くにいた子ども達の表情を全く気にもせず仕事に集中していました。
完成を待ちわびる子どもたちの笑顔にもっと早く気付いていれば、また違った気持ちで仕事が出来たのかもしれません。
それからは、誰に喜んでもらう仕事なのかを常に意識する事によって、自分のモチベーションが上がる事に気付きました。
公園が完成してバリケードが取り除かれると、子どもたちが一目散に遊具に走って行き、溢れる笑顔で楽しそうに遊んでいました。
そのような遊ぶ姿を見て、子どもたちに笑顔を与える事ができる仕事をしている事に感動を覚えました。